夏の寝具のお手入れ方法と洗濯のコツ

目次

  1. 夏用寝具のお手入れの基本

  2. アイテム別お手入れ方法、洗濯方法、洗濯頻度

  3. 夏用寝具のお手入れの基本 夏の寝具を清潔に保つためには、汗に対策することが重要です。朝起きるとシーツがじっとりすることがありますが、風を通して通気性を確保し、乾燥させることが大切です。洗濯可能な寝具は定期的に洗濯し、清潔さを保つようにしましょう。

寝室で冷房を使用しない場合や汗をかきやすい方は、特にお手入れに気を配る必要があります。朝起きた際には、パジャマやシーツが汗で湿っていることがありますので、掛け布団やタオルケット、敷きパッド、ベッドパッドなどの寝具も汗を吸収してしまっています。しっかりとお手入れすることが重要です。

汗で湿った寝具を放置しておくと不衛生で、においやカビの発生、寝具の劣化の原因になります。お手入れをして清潔な寝具を使用することで、快適にお休みいただけます。

以下では、具体的なアイテム別のお手入れ方法、洗濯方法、洗濯頻度をご紹介します。

  1. アイテム別お手入れ方法、洗濯方法、洗濯頻度 以下に夏の寝具別に具体的なお手入れ方法、洗濯頻度、洗濯方法をご紹介します。

  2. 夏用敷きパッドのお手入れ 夏用のひんやり敷きパッドや冷感敷きパッド、汗取り敷きパッドなどは、実際に想像以上に汗を吸収しています。敷きパッドの中には薄くわたが入っているためです。シーツよりも中わた部分が汗をたっぷりと吸収してしまいます。

ほとんどの夏用敷きパッドはご家庭で洗濯が可能ですので、洗濯して清潔に保ちましょう。

洗濯頻度: 洗濯は1~2週間に1度行うようにしましょう。冷房を使用しない方や汗を多くかく方は、最低でも2週間に1度は洗濯しましょう。汗をそのままにしておくと、臭いやダニ、カビの原因となりかねません。

洗濯方法: 敷きパッドが洗濯可能かどうか確認しましょう。洗濯可能な場合は以下の手順で洗濯します。

  1. 敷きパッドを洗濯機の洗濯容量より少し小さくなるように丸めます。
  2. 洗濯機に縦に入れます。
  3. 他の洗濯物とは別に洗濯しましょう。
  4. 洗濯後は敷きパッドを竿にかけてしっかり乾燥させます。
  5. 室内干しをする場合は、サーキュレーターや除湿機を使用して乾燥を早めましょう。
  6. 乾燥が完了したら使用する前にしっかりと乾燥させましょう。生乾きのまま使用すると臭いやカビの原因になります。また、敷きパッドは中のわたが乾きにくいこともあるため、乾燥しやすい晴れた日に洗濯することをおすすめします。

敷きパッドを洗濯しない日は、朝起きたら掛け布団をはずし、敷きパッドの汗や湿気を発散させるようにしましょう。毎日、起きてからお出かけ前の少しの時間でも通気させ、湿気を取り除くようにしましょう。これにより夜の睡眠時に快適さが向上します。

  1. タオルケット・ガーゼケットのお手入れ タオルケットやガーゼケットも夏用寝具であり、汗をたっぷりと吸収しています。お手入れには汗の湿気を発散させることと定期的な洗濯が必要です。

洗濯頻度: タオルケットは乾燥に時間がかかります。天気の良く湿気の少ない日に洗濯しましょう。1~2週間に1度の洗濯が適しています。

洗濯方法:

  1. 寝具用の大きな洗濯ネットに入るサイズにタオルケットをジャバラ状にたたみます。

  2. 洗濯ネットに入れます。タオルケットを洗濯ネットの大きさに合わせてたたむとシミや汚れが表面に出やすくなります。

  3. 適切な洗濯コースを選び、たっぷりの水で洗濯します。洗剤はタオルなどの洗濯に使用しているものを使用して問題ありません。

  4. 脱水後、すぐに干します。

  5. タオルケットを広げ、2本の竿に掛けてしっかりと乾燥させます。

  6. 室内干しの場合は、サーキュレーターや扇風機の風を当てると乾燥が早くなります。乾燥が完了するとにおいも防げます。

  7. 引っ掛けてループが伸びてしまった場合はハサミで切らずに、ほつれを止めましょう。

  8. タオルケットが完全に乾燥するまでしっかりと干しましょう。臭いを防ぎ、夜に快適に使用できます。

  9. ダウンケットのお手入れ ダウンケットのお手入れは比較的簡単です。ダウンケットは湿気がこもりにくい寝具ですので、ほとんどお手入れは必要ありません。掛けふとんカバーをかけるだけで使用できます。

毎日のお手入れはベッドの上に置いたままで問題ありません。布団で休む場合は、朝起きてからお出かけまでの間、通気をさせた後に押入れにしまいましょう。

洗濯頻度: 洗濯機で洗えるウォッシャブルダウンケットは、汗の汚れが気になった時やシーズン終了時に洗濯します。

洗濯方法:

  1. ダウンケットが洗濯可能かどうか確認します。
  2. ダウンケットを掛け布団用の大きな洗濯ネットに入れます。
  3. 洗濯ネットに入れたダウンケットを洗濯機に縦に入れます。
  4. 他の洗濯物とは分けて単独で洗濯します。
  5. タンブラー乾燥機は使用できませんので、洗濯竿に掛けて乾燥させます。この際、側生地を傷つけないよう注意しましょう。
  6. ダウンケットを2本の竿にかけてしっかり乾燥させます。
  7. 部屋干しをする場合は、サーキュレーターや除湿機を併用して乾燥を早めましょう。
  8. ダウンケットの乾燥が足りないとにおいやカビの原因になるため、側生地から中のダウンまでしっかり乾燥させましょう。脱水後、布団がペチャンコになるので広げるようにして2本の竿に掛けて乾燥させるとふんわりとしたダウンケットに戻ります。

洗えないタイプのダウンケットは特にお手入れは必要ありません。湿気が気になった時やシーズン終了時には陰干しをして湿気を発散させましょう。湿気の発散方法は羽毛布団と同様です。

ダウンケットに掛けた掛けふとんカバーは1~2週間に1度洗濯しましょう。

  1. シーツ・布団カバーのお手入れ 夏のシーツや布団カバーのお手入れは、他の季節より頻繁に洗濯することが重要です。夏は汗が多いため、洗濯することで清潔に保てます。汗を放置するとにおいやダニの発生、汗ジミの原因になります。

洗濯頻度: シーツは週に1度洗濯しましょう。もちろん、より頻繁に洗濯すればより清潔に使えます。

掛けふとんカバーはシーツよりも汗が染み込みにくく汚れにくいです。洗濯頻度はシーツよりも少なくても大丈夫ですが、できれば週に1度洗濯しましょう。2週間に1度程度でも十分です。

  1. 枕・ピロケースのお手入れ 枕も夏は汗が気になります。ピロケースを必ず使用し、ピロケースを頻繁に洗濯しましょう。汗の多い方は、枕に汗が染み込むのを防ぐためにピロケースの上にピロケースパッドやタオルを巻くこともおすすめです。

洗える枕は夏に1度洗濯すると快適に眠れます。洗えないタイプの枕は毎日起きたら立てかけて通気させ、汗の湿気を発散させるようにしましょう。毎日の少しの時間でも通気させることで快適さが変わります。

  1. ベッドパッドのお手入れ ベッドパッドはベッドマットレスの上、シーツの下に使用します。パジャマやシーツが汗を吸ってくれていますが、夏はベッドパッドまで汗が染み込むこともあります。

ベッドパッドのお手入れは、ボックスシーツを洗濯する際などにベッドから外し、通気させるようにしましょう。湿気を発散させることでにおいやダニ、カビを防げます。

洗えるベッドパッドの洗濯: 洗えるベッドパッドを使用していて汗が多い方は、3~4週間に1度洗濯しましょう。

洗濯方法:

  1. ベッドパッドを洗濯機に入れます。洗濯機の洗濯容量よりも少し小さめになるようにしましょう。
  2. 洗濯機に他の洗濯物と一緒に入れて洗濯します。
  3. 洗濯後はベッドパッドを竿にかけてしっかりと乾燥させましょう。
  4. 室内干しの場合は、サーキュレーターや除湿機を使用して乾燥を早めると良いでしょう。

洗えないベッドパッドのお手入れ: 洗えないタイプのベッドパッドは、ベッドを掃除機でしっかりと吸引しましょう。ベッドパッドに染み込んだ汗や湿気を取り除くことができます。

以上が夏の寝具のお手入れ方法と洗濯のコツです。快適な睡眠環境を保つために、汗に対策し、定期的なお手入れを心がけましょう。

夏の寝具のお手入れ方法と洗濯のコツ